ついに、ついにやってきました!
日本のアップルストアでiPhone5s/5cのSIMロックフリー版の販売を開始しました!!
これまたひっそりと始めた感じで気が付きにくかったのですが、
アップルストアの「iPhoneストア」なるコーナーを見るとiPhoneに具体的な価格が付けられて販売されているのがわかります。
http://store.apple.com/jp/iphone
覗いてみると、販売されているのはiPhone5s/iPhone5c のSIMロックフリー版に、
以前から販売されていたヘッドフォンなどの周辺機器やカバーなどのアクセサリーなどが売られています。
価格はiPhone5sの16Gで¥71,800 ですが・・うーん、一見ものすごく高い様に見えますが、
高いか安いかは、海外のアップルストアでの販売価格や、キャリア版との比較がある程度参考になると思いますので、
今回はその辺り少し簡単ですが比較してみましょう。
※本記事で比較している数字等は2013/11/23現在の情報ですが、内容は適当なので実際と異なる場合があります。購入の際はご自身で店頭などでご確認願います。
もし間違っている箇所がありましたら、訂正/削除致しますのでコメント等でお知らせ頂きましたら幸いです。
価格
海外のアップルストアにと比べて
海外では以前からアップルストアでSIMロックフリー版iPhoneを扱っていましたが、
今回日本で発売されている価格とどの程度異なるのでしょうか。
iPhone5s 16G 各国アップルストアの価格 | ||
日本 | ¥71,800 | |
アメリカ | ¥65,549 | 米ドル:649 1米ドル:101円 |
香港 | ¥72,644 | 香港ドル:5,588 1香港ドル:13円 |
台湾 | ¥67,500 | 台湾ドル:22,500 1台湾ドル:3円 |
※レートは2013/11/23 現在 |
適当にかいつまんでみただけで、日本円換算も適当なのですが、そこを考慮してもそこまで日本版だけが高いという訳ではないようです。
(アメリカや台湾は日本より安いですが、通販などを使って現地より直接購入という事だと、日本で買うより高くつきそうです。旅行に行ったついでに購入するならアリでしょうが。。)
ちなみに、日本で並行輸入してiPhone5sを売っている業者を覗いてみると、同じ16Gでも10万超え(米国版/香港版)してました。こうした業者はこれまでSIMロックフリー版を買うには重要なルートでしたが、今回ばかりは絶対に日本のアップルストアで買った方がトクですね。
キャリアと比べて
では、日本のドコモやau、ソフトバンクで買う場合と比べた場合だとどうでしょうか。
iPhone5s 16G アップルストアとキャリアの本体代金の比較 | ||
アップルストア | ¥71,800 | |
ソフトバンク | ¥68,040 | 一括販売価格 |
au | ¥68,040 | 一括販売価格 |
NTTドコモ | ¥95,760 | 一括販売価格(プレミア購入プログラム加入で¥70,560) |
アレ?そんなに大差がない。(ドコモは「プレミア購入プログラム」加入時の話ですが)
これではSIMロックがかかっている分、キャリア版を買うのは損なのかも?と一見見えてしまいます。
ただし、SIMロックフリー版iPhone5sの16Gを割賦で支払う(アップルストアのローンを使う)場合、¥3,798(24か月・ボーナス無しの場合)の割賦手数料が余分にかかります。
月額利用料金
ここまで来たら、月々の利用料金を各キャリアとMVNOの比較もしてみたくなってきました。
で、簡単にまとめてみたのはこちら。MVNOは音声通話付のSIMとなります。
iPhone5s 16G 月々の使用料金比較 | ||
b-mobile スマホ電話SIM フリーData |
¥1,560 | 通話料:20円/30秒 割引なし インターネット通信速度:200kbps(最大) |
So-net モバイル LTE +Talk | ¥2,310 | 通話料:21円/30秒 無料通話:500分付 インターネット通信速度:150kbps(最大) |
ソフトバンク | ¥6,755 | バンバンのりかえ割(MNP)で¥5,775(2年間) |
au | ¥6,755 | auにかえる割(MNP)で¥5,775(2年間) |
NTTドコモ | ¥6,555 | ドコモへスイッチ割(MNP)で¥5,775(1年間のみ) |
※b-mobile・So-net・NTTドコモ以外は同じキャリア同士なら通話料0円(21時~翌日1時までは30秒/21~20円) |
MVNOのb-mobileやSo-netの利用料金がかなり安いです。
また、割賦で購入する場合は割賦料金も上乗せとなります。その割賦料金と月額料金を合わせたのは以下の票の通り。
iPhone5s 16G MVNOの月々の使用料金+機種代割賦料金(24か月) | ||
b-mobile スマホ電話SIM フリーData |
¥4,660 | 月額使用料:\1,560+割賦料金:¥3,100(第一回目支払のみ¥4,298) |
So-net モバイル LTE +Talk | ¥5,410 | 月額使用料:\2,310+割賦料金:¥3,100(第一回目支払のみ¥4,298) |
ソフトバンク | ¥6,755 | 割賦料金:¥2,835 – 毎月割:2,835 で相殺。実質割賦料金0円 |
au | ¥6,755 | 割賦料金:¥2,835 – 月月割:2,835 で相殺。実質割賦料金0円 |
NTTドコモ | ¥6,555 | 割賦料金:¥3,990 – 月々サポート:3,990で相殺。実質割賦料金0円 |
※b-mobile・So-netはSIMロックフリーiPhone5s 16Gをアップルストアで割賦契約を結んで購入した場合。割賦手数料:¥3,798込。 | ||
※ソフトバンク・au・NTTドコモは割賦手数料・利息は0円。. |
上記の表の通りですと、MVNOのSIMを使う場合が月額料金が一回り安い結果となりました。
しかし実際はMNPや各販売店のキャッシュバックや一括?円といった施策次第で大きく変わりますし、インターネットの利用環境については各キャリアとMVNOでは(特に通信速度の)環境が大きく異なるので、単純に見かけの月額使用料が安い方最良とは言えません。
特に通話料が多くかかる方は同じキャリア同士の通話が多いかどうかでも変わると思います。
たとえば私の場合はauのIphoneを持っているいますが、昼間にau持ちとの通話が多いためMVNOにも他キャリアにも簡単に変えられない事情があります。
(LINEの通話機能や050plusなどのIP電話はまだ不安定で全面的に信頼置ける状態では無いので。)
最後に
とにかく、アップル自身が比較的安価(現状の市価に比べて、という話ですが)にSIMロックフリーiPhoneを販売するというのは、
今後の各キャリアの動きにも影響しそうですし、MVNO市場ももっと盛り上がりを見せると思われますし、
もう少し様子見して私もSIMロックフリーiPhoneを検討してみたいと思います。