沖縄発の格安スマホ業者として「レキオスモバイル」が10/1より営業を始めています。
今回は直接契約する事はありませんが、WEBサイトから読み取れる部分から、タイトル通り「3.5個の良い所」「1.5個の微妙な所」を見つけたので、それを書いていきます。
ドコモ系MVNOとして開業したレキオスモバイルは、
これまでアパート向けにインターネット接続サービスを提供してきた企業が母体のサービスです。
格安スマホ業界が過熱してる所へ割って入ってくるので、料金やサービス面でそれなりに格安スマホを提供するMVNO各社と差別化されています。
レキオスモバイルの良い所
⑴音声通話機能付の月額料金が最安クラス!
090/080 から始まる、普通に電話がかけられる電話番号付で、更に高速データ通信量が1G分付いてきて、月額料金が950円〜(高速通信 LTE 5STEPプラン 1Gまでの利用)というのは文句ナシ!かなり頑張った料金設定だと思います。
月額1,000円程度の格安通話プランという視点だと、他のMVNO業者にも設定はありますが、データ通信は常時低速モード、といった条件のものが多く、
高速通信モードで、更にデータ容量が1G、というサービスレベルの月額料金はあまり見ません。
コストパフォーマンス、という点では、文句ナシでレキオスモバイルが他の格安スマホ各社に比べても優位にあると言えます。
ただし、この通話プランは1G〜5Gまでの5段階制(準定額)プランです。
仮に月にデータ通信量を1.1G使うと、2Gまでの定額料金(1,300円)へ変化します。
なので、月にデータ通信量を1Gまでしか使わないのが確実(あるいは管理できる)だったり、たまに旅行に行ったりして多く使う月があるかもしれない、という方ならオススメです。
なお、高速データ通信容量が2Gを超過する様なら、1G・3G・5G・使い放題の完全定額プランもありますが、そちらを検討した方がお得かと思います。
また、データ通信専用プランも用意されていて、こちらはデータ通信量に応じた5段階プランの場合は、最安月額料金が450円〜です。
⑵リアル店舗(実店舗)で安心!
格安スマホを提供してるMVNOというのは実店舗が無く、完全にネットや電話だけの対応、というのは珍しくありません。
レキオスモバイルはおもろまちに実店舗がありますので、対面で対応出来るのが安心できる点です。
公式ウェブサイトによると、「最短30分で回線の開通」「MNP即日対応」「即日実機の引き渡し」などと、キャリアショップと遜色無い機能を持っている様です。
⑶支払いは口座振替がOK!!(沖縄県在住者のみ)
今回の記事はこれが書きたかっただけ、と言っても過言ではありませんw
レキオスモバイルは口座振替による料金の支払いが可能です。
これまた他の格安スマホサービスを行ってるMVNOでは数少ない例で、
主な格安スマホサービスで口座振替での料金支払いを認めているのは他に「BIGLOBE」か「OCN」位だったと思います。
ただし、口座振替に対応するのは「沖縄県在住者」との事で、本土在住の顧客向けにはクレジットカード必須の様ですね。
(3.5)スマホが安めなキャンペーン中
3.5、などと分かりにくい事をしたのは、キャンペーン中の話なのでいつ終わるか分からない話だからですw
格安スマホ業界では早くから名が知れていた、中国Huawei社製のAccend G620S(メーカー製品ページへリンク)が、最安クラスの13,000円で販売中、という点です。
もちろん、SIMフリーモデルです!
「いや、ネットで探せばそれ位で売ってる店他にもあるし(笑)」と思う方も居ると思いますし、端末自体はヤマダやらエディオンやらで買えたりもします。
しかし重要なのは欲しい、と思ったその場で格安クラスの価格で買える事、なんです。
言い換えると、格安スマホが格安で売られる事が、沖縄ではほぼ無いに等しいのです(汗 沖縄で売られているSIMフリースマホは定価ばっかりなんですよね。
その場で契約して、すぐ使いたい!という場合、スマホも格安クラスで購入する事が出来る、というのは結構ポイント高いです。
端末そのものの評価も価格.comのレビュー辺りではまずまずなので、悪かろう安かろうでは無いはずです。
ただし、「キャンペーン」という事での価格なので、いつ終わるかは分かりません。。
微妙な所
⑴解約手数料がかかる!
多くの「格安スマホ」サービスを掲げるMVNOでは、データ通信専用の場合は最低利用期間の設定が無く、
通話機能付プランでも半年や1年、あるいは極端に短期間での解約に解約料金を徴収しています。
レキオスモバイルも半年以内の解約は9,800円の解約料を徴収していますが、
これは通話機能付プランだけで無く、データ通信専用プランも対象となります。
なので、(特にデータ通信専用プランを契約する人がそうだと思いますが)気軽に契約する事が、他の格安スマホサービスに比べて困難です。
(1.5)事務手数料が。。(※レキオスモバイルのせいでは無い)
予め念を押しておきますが、これから挙げる点はレキオスモバイルのせいでも問題でもありません。
格安スマホを契約する際においてはほぼ全て、と言っても過言ではありませんが、MVNOに対して事務手数料を支払う事になります。
その価格はほとんどの場合3,000円程度です。これはレキオスモバイルについても同様です。
ただ、Amazon.co.jp の様な通販サイトを見ると、事務手数料代わりに支払うSIMパッケージ価格がディスカウントされて売られています。
これからレキオスモバイルがどの様にSIMパッケージを売っていくかは分かりませんし、すぐ欲しい!という方ならあまり気にする事では無いと思いますが、
初期費用を安く抑えたく、1週間程度のタイムラグに納得出来るなら、
他所のMVNO にしちゃおう、という方も少なく無いでしょう。
まとめ
価格設定をかなり頑張っていると思います。本当のライトユーザーであれば、これは契約しても良いかもしれませんが、口座振替やリアル店舗の存在などでいえば、沖縄県在住者であるほど有利でしょう。
半年以内の解約は高額な解約手数料がかかりますが、半年位はデータ通信量が1G使える予備回線と割り切って複数SIMを所有する様な人にもまぁオススメ、な気はします。
沖縄ではまだまだ格安SIMは知名度が低く、面倒なのが嫌な人も多いのもあって格安SIMはそんなに普及しているとは思えませんが、
こういう地域密着なMVNOがリアル店舗を増やしたり口座振替OK、など入り口を広くしてしまえば、
沖縄でも格安スマホとMVNOが発展していくでしょう。
その為にも、レキオスモバイルには頑張って欲しいです。