【4Gのまま】au版iPhone5s（9.2.1） + UQモバイルでSMSが使える！【完璧】

これまではau版iPhone5sでau系MVNOを使用する時、データ通信は使える様になってもSMSは使えない、とされていましたが、

mineoのコミュニティサイト「マイネ王」での記事などを参考に、UQmobileでiPhone5s(iOS9.2.1)でも「4G」のままSMSが使える様になりましたので記事にしてみます。

準備

必要なモノ

au版iPhone5s(iOS9.2.1)
iTunesのインストールされたパソコン。
私の環境はWindows7(32bit)です。
iOS8用のキャリア設定プロファイルをダウンロード。
APN設定プロファイルのダウンロード(↓の「UQmobile」と書いてある方（注※）

IIJ堂前氏の解析内容を元に、iOS8+KDDI系MVNOが利用可能になるAPN構成プロファイルを作成しました。
mineo: http://t.co/j4KRypITan
UQ mobile: http://t.co/QNmZEP97HP
※ただし不安定らしいので自己責任で

— ﾌｧｯｷｿﾏｰｸじゃねんじゃ@技適厨 (@factorymark) July 13, 2015

注※：UQモバイルでは独自のAPN設定プロファイルを用意していますが（iOS9用とiOS7以下用）、
私のiPhone5sでは前者は不安定、後者は接続不可のため、今回はUQmobile純正のプロファイルは使いません。
私の場合は上記で紹介したTwitter（＠技適厨様）のプロファイルの方が安定しているのでこちらを使います。

事前にやっておくコト

ダウンロードしたAPN設定プロファイルを自分自身へメール送信。
以前に書いた記事で取り上げたUQモバイル用APN設定プロファイルをダウンロードしておき、今回用意するiPhoneで利用しているメールアドレス宛にプロファイルを送信しておきます。理由は以下の通り。
- この後紹介する手順の中に、「ネットワーク設定のリセット」なる手順があります。
  この手順を行うとWI-FIやLTEへの接続がリセットされて繋がらなくなります。
  再度WI-FI に接続してからのインターネット経由でのプロファイルのインストールでも構いませんが、あらかじめ自分自身へメール送信しておいて、その受信メール経由でプロファイルのインストールを行った方が楽です。
iTunesでキャリア設定プロファイルを読み込める様にするおまじない。
Windowsパソコンの「コマンドプロンプト」を使います。
- 「コマンドプロンプト」の出し方はWindows7のパソコンなら、
  「スタートボタン(画面左下のWindowsマーク)」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」の順番でクリック。
- 以下の呪文を「右クリック」から「貼り付け」でコマンドプロンプト画面に貼り付けます。
  “%ProgramFiles%\iTunes\iTunes.exe” /setPrefInt carrier-testing 1
  
  コマンドプロンプトにある一文をペーストします。
  貼り付けられたらEnterボタンを押します。

手順

①SIMを取り出しておく

先ずは刺さっているSIMトレイを取り出します。

②APN設定プロファイルを削除

iPhone5sにインストール済のAPN設定プロファイルがあれば、これを削除します。元々APN設定プロファイルがインストールされていなければ、この手順は省いて構いません。

③ネットワーク設定をリセット

「設定」→「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」
の順番でタップしていきます。
この後、iPhone5sの再起動がかかります。

④SIMを刺す

iPhone5sに「SIMカードが挿入されていません」とメッセージが表示されたら、SIMカードを刺します。

⑤iTunesを使って、キャリア設定プロファイルをインストールする。

パソコンにiPhone5sを接続して、iTunesにiPhoneを認識させます。
iTunesのiPhone設定画面を出し「Shiftキー」を押しながら「更新」ボタンを押します。

ダウンロードしたキャリア設定プロファイルを選択します。

するとファイル選択画面が出てきますので、キャリア設定プロファイルをダウンロードしたフォルダへ移動してから、ファイル選択画面右下のプルダウンをクリックします。
その時に「iPhone/iPad キャリア設定ファイル（*.ipcc）」を選択すると、「KDDI_LTE_jp_iPhone.ipcc」というファイルが選択出来る様になっていますので、これを選択して開きます。

⑥キャリア設定をアップデート

「アップデート」を押してください。

しばらくするとiPhone5sの画面上に「キャリア設定アップデート」と表示が出ますので、これを「アップデート」と選択してしばらく待ちます。

⑦「ＩＭＳの状況　ＳＭＳ」の文章があるか確認

「設定」→「一般」→「情報」の順でタップし、以下の画面になる様にします。

「設定」→「一般」→「情報」から「キャリア」の部分をタップ。

↑の画像の通り、「キャリア」の部分をタップすると「PRL」→「ERI」→「MSID]と項目が続き、「IMSの状況　SMS」と表示されていれば成功です。

「IMSの状況　SMS」なら、4GのままSMSが送受信できます。

これで画面右上の表示が「au 4G」と表示されたままSMSの送受信が出来る様になっているはずです。

もしここで「IMSの状況　SMS」が表示されない場合は失敗です。手順①からやり直す必要があります。

最後に。。

iPhone5s/5cのiOS8へのアップグレード時から始まった、UQモバイルやmineoなどのau系MVNOでiPhoneを使う際の混乱は色んな方面での活躍によって収まってきた感がありますが、

まだまだiPhone5s/5cではau系MVNOを使うには「クセ」があって安心してメイン回線に出来ません。
今回の記事がまたそういう不安を拭える一因になれば良いと思います。

参考記事

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